xdm-config ファイルは、スクリプトと他の設定ファイルを定義する豊富な オプションのセットを与えます。多くのケースで、ディストリビューション が既定値を提供していることは素晴らしいことですが、それらが望むものか どうかは・・・
起動スクリプトと設定ファイルの名前は XDM に使用され、それは最上位の xdm-config ファイルの中で、一連の記述により決められます。これは能力 の異なる X サーバや X 端末のための異なったファイルのセットを設定する ことを許します。
例をあげれば、ローカルディスプレイを管理する XDM を利用したいが、ネッ トワーク上の他の X 端末からの検索も受け入れさせたい。次に示す2行の ように、これらのそれぞれのケース用に異なる Xresources のファイルを xdm-config に指定すれば可能です。
|       DisplayManager._0.resources            /etc/X11/xdm/Xres_0
      DisplayManager*resources               /etc/X11/xdm/Xresources
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'ホスト上のディスプレイ 0' を指定するために、通常は host:0 を使いま すが、XDM の設定ファイルでは、用語 host_0 を使うことに、注意してくだ さい。
同様に、特別なホスト用に特殊なリソースファイルを使いたいなら、次のよ うなエントリを使用できます。
|       DisplayManager.host_0.resources       /etc/X11/xdm/Xres_host_0
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デフォルトの xdm-config ファイルに目を通したなら、たぶん、ローカル X サーバが、リモート X サーバのために、起動時とサーバのリセット時に異 なる動作をするよう、設定されていることに気づくでしょう。debian のファ イルで、ローカルサーバ用は次のとおりでした。
|       DisplayManager._0.resources:    /etc/X11/xdm/Xresources_0
      DisplayManager._0.setup:        /etc/X11/xdm/Xsetup_0
      DisplayManager._0.startup:      /etc/X11/xdm/Xstartup_0
      DisplayManager._0.reset:        /etc/X11/xdm/Xreset_0
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|       DisplayManager*resources:       /etc/X11/xdm/Xresources
      DisplayManager*setup:           /etc/X11/xdm/Xsetup
      DisplayManager*startup:         /etc/X11/xdm/Xstartup
      DisplayManager*reset:           /etc/X11/xdm/Xreset
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この文書は、有効な X リソースに簡単に触れるだけですが、Xresources ファ イルにより、自由に XDM を設定できるためのことは述べます。
必要なら、次に示す項目を変更してください。
Fonts, login prompt sizes
Background graphics
Window Titles, etc
XDM リソースのもっと詳細な検討が Richard Kaszeta のウェブサイトでな されています (Section 7 を参照のこと)。