まず最初に前もって必要な処理を二三行い、その後でメインのインストール に入ります。
我々がインストールしようとしているアプリケーションサーバには、 SSL のライブラリと LDAP のライブラリが必要です。Apache 2.x 用に SSL 証明書を運用するのに SSL エンジンも必要になります。
su コマンドを使用して root になってください。
| $ su - | 
/usr/local/iplanet-ldap-sdk.5 ディレクトリを作成してください。 /tmp/downloads から /usr/local/iplanet-ldap-sdk.5 ディレクトリに ldapcsdk5.08-Linux2.2_x86_glibc_PTH_OPT.OBJ.tar.gz をコピーしてください。
| # mkdir /usr/local/iplanet-ldap-sdk.5 # cp /tmp/downloads/ldapcsdk5.08-Linux2.2_x86_glibc_PTH_OPT.OBJ.tar /usr/local/iplanet-ldap-sdk.5 # cd /usr/local/iplanet-ldap-sdk.5 # tar -xvf ldapcsdk5.08-Linux2.2_x86_glibc_PTH_OPT.OBJ.tar | 
これで正しいディレクトリに、必要な iPlanet LDAP ライブラリファイル がすべて入ったはずです。
次に OpenSSL エンジンをインストールする必要があります。
OpenSSL は、SSL/TLS プロトコルのオープンソース実装です。 ウェブサーバ上で SSL 証明書を作成、管理するのに、OpenSSL が必要となります。Apache 用の SSL モジュールで使うライブラリのためにも、 OpenSSL をインストールする必要があります。
OpenSSL のソースコードファイルがあるディレクトリに移動してください。
| # cd /tmp/download # gzip -d openssl.x.x.tar.gz # tar -xvf openssl.x.x.tar # cd openssl.x.x # make # make test # make install | 
make install が成功して完了すれば、 /usr/local/ssl に OpenSSL のバイナリができているはずです。
MySQL のインストールは実に簡単です。ダウンロードしたバイナリを適当な ディレクトリに置くだけです。
まず MySQL デーモン用のユーザとグループを作成し、 ファイルを適当なディレクトリにコピーします。
| # groupadd mysql # useradd -g mysql mysql # cd /usr/local # gunzip < /path/to/mysql-VERSION-OS.tar.gz | tar xvf - # ln -s full-path-to-mysql-VERSION-OS mysql | 
次に install_db スクリプトを走らせ、 ファイルのパーミッションを変更してください。
| # cd mysql # scripts/mysql_install_db # chown -R mysql . | 
それでは MySQL を起動し、インストールが正しく行われているか確かめてください。
| # bin/mysqld_safe --user=mysql & | 
ps -ef コマンドを使い、MySQL デーモンが稼動していることを確かめてください。 以下の出力を目にするはずです。
| # ps -ef | grep mysql root 3237 1 0 May29 ? 00:00:00 /bin/sh bin/safe_mysqld mysql 3256 3237 0 May29 ? 00:06:58 /usr/local/mysql/bin/mysqld --defaults-extra-file=/usr/local/mysql/data/my.cnf --basedir=/usr/local/mysql --datadir=/usr/local/mysql/data --user=mysql --pid-file=/usr/local/mysql/data/downloa | 
MySQL サーバを止めるには、以下の手順に従ってください。
| # cd /usr/local/mysql # ./bin/mysqladmin -u root -p shutdown | 
MySQL デーモンは、全情報を「データディレクトリ」と呼ばれるディレクトリ の中に格納します。上記のインストール手順に従った場合、データディレクトリは /use/local/mysql/data になるはずです。
データディレクトリの位置を指定するには、mysqladmin ユーティリティを以下に示すように使用します。
| 
# /usr/local/mysql/bin/mysqladmin variables -u root --password={your_password} | grep datadir
 | 
はじめにコンパイル用にいくつかフラグを設定してください。
| # export LDFLAGS="-L/usr/local/iplanet-ldap-sdk.5/lib/ -R/usr/local/iplanet-ldap-sdk.5/lib/:/usr/local/lib" # export CPPFLAGS="-I/usr/local/iplanet-ldap-sdk.5/include" | 
次に Apache 2.0 のソースファイルを展開し、configure スクリプトを実行してください。
| # cd /tmp/download # gzip -d httpd-2.0.46.tar.gz # tar -xvf httpd-2.0.46.tar # cd httpd-2.0.46 #./configure --enable-so --with-ssl --enable-ssl --enable-rewrite --enable-dav | 
次に make コマンドを走らせます。
| # make # make install | 
| # /usr/local/apache2/bin/apachectl start | 
| # /usr/local/apache2/bin/apachectl stop | 
modauthldap_apache2.tar.gz を展開してください。
| cd /tmp/download # gzip -d modauthldap_apache2.tar.gz # tar -xvf modauthldap_apache2.tar # cd modauthldap_apache2 | 
今度は mod_auth_ldap を設定し、インストールしてください。
| # ./configure --with-apxs=/usr/local/apache2/bin/apxs --with-ldap-dir=/usr/local/iplanet-ldap-sdk.5/ # make # make install | 
cert7.db と key7.db をそれぞれ、 http://www.xml-dev.com/xml/key3.db と http://www.xml-dev.com/xml/cert7.db から取得し、/usr/local/apache2/sslcert/ ディレクトリに置く必要もあります。
PHP のソースファイルを展開してください。
| gzip -d php-xxx.tar.gz tar -xvf php-xxx.tar | 
configure を行い、make コマンドを走らせてください。
| cd php-xxx ./configure --with-mysql --with-apxs=/usr/local/apache2/bin/apxs | 
ソースコードをコンパイルしてください。
| # make # make install | 
php.ini ファイルを適当なディレクトリにコピーしてください。
| cp php.ini-dist /usr/local/lib/php.ini |