あいにく CAP は、バイナリでの配布は行われていないため、各自ソ
ースをダウンロードし、コンパイルしなければならない。CAP のソー
スは、様々なサイトから FTP を使ってダウンロードできる。次に示
すサイトは、ほんの一例にすぎない:
|    ftp://munnari.OZ.AU/mac
   ftp://gatekeeper.DEC.COM/pub/net/appletalk/cap
   ftp://ftp.kuis.kyoto-u.AC.JP/net/cap
   ftp://ftp.crl.go.jp/archives/mac/kdd-mac/Network/cap60 | 
まず、上記のサイトから cap60.plNNN.tar.Z 
を取得し、解凍する:
|    # compress -d cap60.plNNN.tar.Z
   # tar xf cap60.plNNN.tar | 
現在 cap60.patch198 までのパッチが出ているので、
それらを使ってパッチレベルを上げる。個々のパッチについては、cap60 の
再上位のディレクトリで:
|    # patch -p < cap60.patchNNN | 
とするのだが、CAP には、前にも述べたように非常にたくさんのパッ
チが出ているため、次のようなスクリプトで対応する:
|    #!/bin/zsh
   setopt numeric_glob_sort
   for i in cap60.patches/cap60.patch*
   patch -p < $i >>& /tmp/patches | 
さらに Linux 用パッチ linux.iptalk.patch を当てる。
これでコンパイルできる状態になったはずだ。まず
として独自のシステムの環境に合わせる。ここでは、プログラムがいろ
いろと聞いてくるが、デフォルトのままで大丈夫のようだ。次に以下の
コマンドで、各ディレクトリ毎の Makefile を作る:
さらに
でヘッダファイルをインストールする。そして
とし、CAP 用ライブラリの生成に取り掛かる。それが終ったら本題の
CAP 各種プログラムのコンパイルだ。
一応何もなければ、すんなりとコンパイルしてくれるはずだ。最後に
とし、各種プログラムをインストールする。すると /usr/local/capというディレクトリに make で作られたプログラム群が置かれる。ま
た IPTalk を使用する場合には、/etc/servives に NIC 
の設定に対する次のエントリを忘れずに行なっておこう:
|   at-rtmp   201/udp
  at-nbp    202/udp
  at-echo   204/udp
  at-zis    206/udp |